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こうやって見てみると理詰めの説得なんて全くないですよね。相手にメリットとデメリットをこんこんと説明してそれでメリットがデメリットを上回ることを説明する手法とかほぼ確実に使えない。なぜなら説得って基本的には相手が嫌がってたり抵抗を示したりしてることをさせるわけだから。理詰めでいくと確実に負ける。まずは相手にすごい窮屈な思いをさせといて、ちょっとした逃げ道を用意してあげる。これが「説得」の基本的な構造のひとつかな。 「どうしても耐えられないこと」から「なんとか耐えうること」へ。そういう心理状態を遷移することで、「なんとか耐えうること」を相手にさせることがはじめて可能になる。
そして「説得」のもうひとつの構造は上の2にも書いたとおり純粋に素晴らしいことを想像させること。ワクワク感やドキドキ感。ある事柄にまつわるマイナスのイメージを持たせることなく、プラスのイメージだけを想起させること。人間の想像力って基本的にはすごく貧困だけど、潜在的には無限の可能性を持ってるのは間違いないから、これはトークの技術次第でいくらでも可能になるって俺は信じてる。もちろん奥は果てしなく深い。
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